とりあえずかけそば一丁

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鬼父Re-born 旅情編を真面目に推す

新年早速ですが、エロアニメの批評です。
以前から愛用?しているPoROさんから鬼父の新作がやっと発売されました。

今作は以前の外伝の続き物となっており、愛莉ちゃんの好感度がMinから始まる仕様です。
なんで愛莉ちゃんがプンスカしてるかわからないと物語に入り込めないので(それでも抜けますが)未見の方は前作を一通り見ておくことをおすすめします。

内容の詳細に入るとピーだらけになり最早ブログの体をなさないので気になったポイントだけあげようと思います。

キャラデザを見れば分かると思いますが愛莉ちゃんはかなりのツンデレ(ツンエロ?)キャラです。その愛莉ちゃんが薬の作用で☓☓になっちゃうのも面白いんですが、今作の見所はズバリ「純愛堕ち」にあると言えるでしょう。

そもそも最初の作品で愛莉ちゃんはいわゆる「エロ堕ち」しているので本来であれば物語上の拡張の余地はないのですが、そこからNTR要素を導入することにより、また「エロ堕ち」前の状態に戻すことに成功していることがポイントの一つです。

この状態から物語がスタートし、父が薬などの手を用いてなんとか愛莉ちゃんを堕としにかかるのですが、ところがどっこいうまくいきません。(途中いいフラグは立つんですがね…)

結局薬を用いて堕とすのだったらこのブログでとりあげるまでもないのですが、今作では愛莉ちゃんが父に対して純愛を求めるというところに大きなポイントのがあります。

エロに限らず今までのツンデレ堕としは基本的に一過性で「一度堕とすと後はラブラブ」というのが基本形(つよきすなどを参照)ですが、この作品では堕ちから回復した後、愛莉ちゃんが父に求愛する形でまた堕ちるという2重堕ちになっているのです。これは、ツンデレの堕ち方として新しいパターンだと思います。

製作者サイドとしては、愛莉ちゃんを使い回すための苦肉の策だったのかもしれませんが、結果として新たなツンデレの攻略法が成立したのです。

ただ残念なのは、物語のオチが「愛莉ちゃんが酒に酔っていて大胆になった」というもの。最後はツンにもどってしまうんですね〜、これはこれでかわいいのですが(オイ

とにかく、筆者はエロに限らず今後、ツンデレの2重落としという技法が世間に深く浸透していくと睨んでいます。なぜなら2重になることによって男性側のマゾヒスティックな面と独占欲の二つが余計に刺激されるからです。

正直ツンデレというキャラ付けは、ネタ切れ感が否めず今後拡張の余地はないと考えていましたが、今作を拝見してその偏見が打破されました。ツンデレの魅力、恐るべしっ!