とりあえずかけそば一丁

アニメとか映画とか気になったものについて

たまこラブストーリーについて

 2014年になったので,心機一転ブログを再開したい所存です.

 2013年一番私的に楽しめたアニメ,『たまこまーけっと』が4月に映画化とのことです.

 

『たまこラブストーリー』公式サイト

 

 事前情報では2期という噂もありましたが,完全新作の映画,しかもテーマはラブストーリーという,色々な意味で視聴者の予想を裏切る発表でした.

 

 『たまこまーけっと』に関してはTVアニメ本編についても事前情報が錯綜していたように記憶しています.Web上にアーカイブが残っているか分からないのですが,確かTVアニメが放映する前の情報ではたまこは「恋する女の子」という設定で,山田監督がとうとう男女の恋愛を扱うのだなぁと感慨深かったです.

 しかし,実際本編が始まるとたまこの恋愛を扱うというよりたまこの周辺で起こる商店街のドタバタや各人の恋愛模様にたまこが干渉するといった体で,たまこ自身の恋愛観が取り沙汰されることはありませんでした.もっと言うと,実は『たまこまーけっと』において「たまこ」という主人公が,主人公として主体的に役割を果たしたことは殆どないのですが,そちらについては場を改めて言及したいと思います.

 話を戻すと,『たまこまーけっと』はこれまで事前情報と実際の内容が異なっているケースがままあるということです.

 これは,『たまこまーけっと』TVアニメ放映当時の雑誌での取り上げられ方についても言えます.『CUT』や『New Type』などで『たまこまーけっと』が特集された当時(アニメ放映初期の1話〜4話)では,『たまこまーけっと』という作品を「理想の日常」として取り上げている向きが強く,実際13話通して南の島の王子やらチョイやらが出てきた話の展開を考えると「理想の日常」という解釈は齟齬が生じていると言えます(こちらについては異論があるとは思いますが...)

 そのため,今回の映画『たまこラブストーリー』においても,一般的に期待されうるようなラブストーリーとは変わった展開になることは想定されて当然であり,むしろ山田監督が「たまこ↔もち蔵」という安易なカップリングの話に終始するとは到底考えられるものではありません.

 

 このようなアニメ公開前の事前情報から実際のアニメ公開時の評判,落ちついた後の評価というものは情報が残りづらいので,注視して,この『たまこラブストーリー』という作品の情報を追っていきたいと思います.

 

 たまこまーけっとについてはまだまだ書きたいことがあるので,近いうちに書ければいいなと思いますが...とにかく,2014年よろしくお願いします.